「カメレオンペコちゃん」

古本の話題とは全く関係ないが、店主が最も若い頃に勤めていた会社に自称「カメレオンペコちゃん」がいた。勿論不二家のペコちゃんのカメレオン版ではない。会社における上司や先輩のぞれぞれに対して、自分の色を変えてペコペコするといういわばサラリーマンの鏡のような人物だ。誰もが「カメレオンペコちゃん」になれるわけではないし、「カメレオンぺこちゃん」的要素だけでも出世はしないだろう。自称「カメレオンペコちゃん」も相当無理をしていたようで、そのうちその任務を自分で解いてしまったことを記憶している。しかしサラリーマン社会において、「カメレオンペコちゃん」的要素はやはり今でも生きている。