メディア・リテラシーということ

メディア・リテラシーとは簡単に言えば情報を読み解く能力のことである。現代のようにマス・メディアがその本来の目的を果たさないで、ある一定の方向へ読者(視聴者)を導こうという明確な目的を持っている場合においてはますます重要な能力と言える。その傾向が認められるのはマス・メディアに限らず、有象無象のネット・メディアにおいても無論のことである。
極論すればマス・メディアは勿論のことネット・メディアにおいて垂れ流されている情報の99.9%は「ウソ」だと思った方が良い。その「ウソ」の中からいかに真実を見つけ出すかはあなたの能力にかかっているのである。
とりあえず「ウソ」に騙されないためには、
1.テレビは見ない(というよりも捨てる)
2.大新聞は各紙を読み比べをする。その余裕がないのであれば、始めから読まない。(料金が無駄)
これが重要である。
これから先は各人の能力の問題である。
古本屋のオヤジとして言えることは、日々流される情報を読み解くためにはまず自分自身の哲学を確立する努力をしてほしいということである。自分の哲学がない限りは、どんな情報に接しても単に流されるだけである。
いくつになっても本を読んで下さい、ということです。「ゴミ本」ではないですよ。ゴミかどうかを区別する能力も、メディア・リテラシーなんですけどね。