マス・メディアが意図的に伝えないこと

以前にメディア・リテラシーのことに言及したが、新聞やテレビで報道されていることについて普通に疑問をもつことが必要だ。
最近の話題の中では「天皇特例会見」と普天間基地の問題がある。
天皇特例会見」については民主党小沢幹事長の記者会見のイメージが良くないため世論の反発を招いているが、小沢氏の主張はほぼ正論であろう。しかしながら国事行為とか公的行為とかの議論の前に、そもそも官僚による作為的行為ではないかと疑うことが必要である。山口一臣氏の議論は控えめに官僚の怠慢と説いているが、これはむしろ官僚による民主党政権に対する挑戦そのものだと見るべきであろう。
政治家による天皇の政治的利用とかの問題ではなく、官僚による天皇の政治利用というべき問題であることは明々白々である。
普天間基地の問題についてはそもそもアメリ海兵隊のグアム移転はほぼ全面的な計画であるという説もある。マス・メディアは何故これを丹念に取材し報道しないのか。アメリカが激怒しているというのもほとんどウソであることも明らかになっている。

断っておくが私は鳩山政権の支持者でも何でもない。反マス・メディアであることは否定しないが、それほど大袈裟にいうことでもなく少しの疑問が大うそを見抜くことができるということを伝えたいだけである。